20220507

 連休が終わってしまう。最初はこんなに長いこと休んでやることなくない?とか思っていたけど普通に秒だった。とにかく寝て、食事を作り、本を読み、映画を観て、マンガを色々読んだ。

 連休中、母と二度集合。初回は焼肉に行き、ふたりともそんなに食べられずすぐに店を出て商店街のスーパーを見てまわるという謎の遊びをした。近所だけど一度も行ったことのない謎のスーパーはなんか全部が安く、母は色々野菜を買っていた。焼き肉よりスーパー冷やかしの方が楽しかった。母は友達みたいだなと思う。といってもスーパー巡りをできる友達というのもなかなかいない。二回目はお寿司を食べに行った。連休という免罪符で贅沢をしている。大型商業施設の中にあるお寿司屋だったので帰り際うろうろする。赤色のコットン素材のロングワンピースを見つけ、かわいいな買おうかなと母が言うので、もうすぐ母の日だからと私が買う。この歳でこの色大丈夫か?と心配する母に、明るい色を着るべしと背中を押す。歩き疲れたので電車に乗る前にお茶をしばく。私が勧めたピクミンのアプリに私よりハマっている母が、最近ゲットしたピクミンのイチオシを見せてもらう。フランスパンに顔?頭部?を挟まれたピクミンがめちゃくちゃかわいく、思わず写真を撮る。

 電車で読んでいた本に、フランス郊外に住む高校生たちが地元に出たいという思いを抱えて鬱屈している話が出てきた。地元を出たいということを恥ずかしく思っていた時期があったけど、でもみんな、フランスでもそうなのかと思って少し安心した。しんどいと思う場所から逃げたいと思うのは間違っていない。他の誰かが間違っていると判断したとしても。